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ファイナルファンタジーXII インターナショナル
概要 |
ご存知FFシリーズ12作目。 帝国に侵略されたダルマスカ。そのダルマスカの王都ラバナスタに住む、空賊にあこがれる少年ヴァン。彼がダルマスカ王国の生き残りの王女アーシェに出会う。。 --- FFシリーズ定番の主人公とヒロインの恋愛などのロマンスは今作は一切ありません。非常にシリアスで硬派な物語です。ただ、サブイベントやモブ、宝探しなど本筋とは別のやりこみ要素はたくさん。バトルシステムも画期的で、新時代のFF!という感じです。 |
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ビジュアル |
ムービーだけでなく、通常のフィールドもため息が出るほど美しい。冒険してるだけで癒し系の風景が堪能できます。 圧巻なのが、キャラクターの感情表現!アーシェの複雑な心の葛藤や、ヴァルフレアのちょっとしたセクシーなしぐさなどなど、本物の役者さんが演じているようです。 |
音楽 | テーマ曲は、アンジェラ・アキの”Kiss Me Good-Bye”。伸びやかで心地よい歌声がFF12の世界とマッチしていました。もちろん、ゲーム中に流れる挿入歌も良かった。 |
操作性 バトル |
バトルは、完全シームレスリアルタイムバトルです。画面切替一切なく、敵と遭遇したらそのままバトルです。バトルだけやるとオンラインゲームをしているような気分になります。 特徴的なのがガンピット。仲間にバトル中の行動を細かく指定(HP<40%ならケアルガなど)できるシステム。いちいちコマンドを入力しなくても的確に戦ってくれるので、非常にバトルが楽だった(ガンピットを組むのは少しだけ頭を使うがそれも楽しかった)。 インターナショナル版は、ボタン一つで4倍速モードに切り替えられるので、バトルも移動もまったくストレスがたまらなかったです。 気になった点は、バトルに参加していない仲間には、一切経験値が入らないこと。全員をバランスよく育てるのが面倒でした。 また、インタ版独自のゾディアックジョブシステムは、一度決めたジョブは二度と変えることができないので、非常にジョブ選びには苦しみました。基本的に一度しかプレイしない主義なので、この制限のあるシステムは痛かった。。 |
キャラクター |
シリーズ至上一番強いヒロイン(わたしが勝手に決めた)アーシェ姫が一番のお気に入り。戦う女って好きなんです。そして、どこまでも忠義な元将軍バッシュが大好きでした。色男のバルフレアもたまらんです。 特に、アーシェにどんなに罵られても、アーシェに付き従い守り抜くバッシュに惚れました。この二人が好きだったのですが、物語が進むと二人のからみがほっとんどなくなって残念でした。 ヴァンとパンネロは、いる意味がわからないぐらい影が薄かったです。でも、このカップルのちょいボケは、シリアスなFF12の世界にほっと一息つけるブレイクタイムを与えてくれました。 |
感想 |
面白かったです。ただ、ヴェインやラーサー、レダスやシドなど、主人公たちを取り巻く敵やサブキャラたちをもっともっと掘り下げてほしかったです。ラスボスになる人が、なぜあのような行動を取ったのか、エンディングを迎えても、いまいち納得できませんでした。 とはいえ、全体的によくできていたし、エンディングは気持ちよくさわやかで、キャラクターも気に入ったので十分楽しめました。特にバトルシステム(ガンピット)は、今までのFFシリーズで一番好きかも。 主人公とヒロインのベタベタな恋愛物語に飽きた人には、オススメできるFFです。 |